佐野研二郎氏の五輪エンブレムが、悪い方向に話題となっている。
その話題の中で、デザインよりも気掛かりな事がある。
それは、本件に便乗した人・事柄、例えば、
あのデザインを誰もが作り出せるようなプログラムが公開されたり、
有名人が発表したデザインが絶賛されたり、
エンブレムをパロディにしたコンビニのおでんPOPを、使っていいかオリンピック組織委員会に連絡したり、
これらに対して、
「こっちの方が良いね!」
「わっはっは!これは愉快!」
「座布団3枚!!」
と喜んでいるネット上のコメントが多いことだ。
非常に気掛かりである。
「あんなものは誰でも出来る」と、思っている節がある。
ここでは、誰でも出来て構わない、実際に出来るかどうかは、問わない。
実際、カメラや写真だって、今では誰でも、それこそ、猫ですら写真家として活躍しているくらいだから、問わない。
ただ、考えたいことは、
あなたが事業主なら、
暇そうにしている正社員やアルバイトが、事業経営を揶揄しながら真似事をしているのに対し、取り巻きが
「こっちの方が良いね!」
「わっはっは!これは愉快!」
「座布団3枚!!」
あなたが営業の仕事をしているのなら、
声の甲高いニートやひきこもりが、営業を揶揄しながら真似事をしているのに対し、取り巻きが
「こっちの方が良いね!」
「わっはっは!これは愉快!」
「座布団3枚!!」
あなたが専業主婦をしているのなら、
舐め腐った旦那や未婚女性が、家事を揶揄しながら真似事をしているのに対し、取り巻きが
「こっちの方が良いね!」
「わっはっは!これは愉快!」
「座布団3枚!!」
と騒いでいたらどう感じるだろうか。
舐め腐った旦那や未婚女性が、家事を揶揄しながら真似事をしているのに対し、取り巻きが
「こっちの方が良いね!」
「わっはっは!これは愉快!」
「座布団3枚!!」
日本人の美徳とはなんだったのだろうか。
そんなものは、はじめからなかったのだろう。
そんなことは関係なく、今日も黙々と働く人達が居る。
敬意とは何か、今一度考えたい。
Leica M3, Summicron 5cm/f2, ILFORD DELTA 400 |
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